腕神経叢損傷について その4

腕神経叢損傷について

その4です
今回は腕神経叢損傷の手術について、実際に僕が体験した事をもとに共有しようと思います。🧐(macで絵文字の使い方を覚えた)

手術の目的

はじめにこの記事は僕のケースであり、同じ症名であっても引き抜けた神経の箇所、状態によって手術の内容は当然異なります。(と思います🤔)

まず改めて僕の症状のおさらいをします。

  • 左腕神経叢(引き抜け)損傷
  • 上腕の屈伸運動は全く出来ない
  • 指は動く
  • 各所に感覚麻痺
※ちなみに整形外科(末梢神経)の範疇です。実は泌尿器科にも痛ましい怪我で掛かっているのですがそれは別の記事で書きます。

さて、治療の目的ですが完治させることではなく機能改善となります。
平たく言うと後遺障害が残る事は確実と言う事です。
なぜなら現在の医療では引き抜けた神経をもとに戻すことは出来ないからです。
首からひっこぬけた神経をもとに戻すって単純ではないんですねぇ。。

機能改善とは、僕の場合不幸中の幸いにして指は動きます(握力はかなり低下しています)ので、肩関節の動作、肘の屈伸運動、これらを身体の中の別の神経を移植する事で少しでも動くようにしよう、という事です。肘だけでも動くと日常生活において全然違うと思います。

神経移植手術の内容

上で少し触れましたが、実際に僕が受けた手術の内容を説明してきます。

まず手術前日、神経科の先生による手術の準備手術が行われます。
内容ですが、首の後ろ、後頭部から下のあたりに電極を差し込みます。神経移植の手術中に電気を流して神経の反応を確認する事が目的です。

これは椅子に座った状態で行われますが、またまた部分麻酔です。
前回脊髄造影の時は腰に麻酔の注射を打たれましたが、今回は首です。。
チクッとしますよー、と言われます。チクっとします😇
その後は首の後ろのあたりをゴソゴソされている感覚にしばらく耐え、手術前手術の完了です。下に画像を載せておきます。因みにこの状態で仰向けで寝る事ができます。

腕神経叢損傷画像


で、翌日本番の神経移植手術です。
まず引き抜けた神経を目視で確認するために首の横っちょを切開します。
これまで脊髄造影や、筋電図など各種検査を行ってきていますが、この首を切開して目視によって初めて手術の具体的なプランが確定するらしいです。

今回移植するために2ヶ所から神経を取ります。
  • 胸(息を吸う時胸を膨らませる筋肉に使われている神経)
  • 左足(膝からくるぶしの下あたりまで手術痕があるけど何に使ってた神経なのか不明)
胸の神経は10数本ある内の何本かを脇の下を通して肘にのばすようです。
脚の神経はちょっとうろ覚えですが多分肩を動かすためだったと思います。

神経と神経を縫い合わせるらしいのですが、術後すぐに動くようになるわけではないです。
というのも神経はすごく細い糸の様になっているのですが、例えると電化製品なんかのコードの切断面をイメージするとわかるように超細い線を束ねて管になっています。
縫い合わせるというのはコードの断面と断面をくっつけて外側をつなぎとめるだけで、中の超細い線一本一本がくっつくのは人間の治癒能力任せ、という事になっているらしいのです。

そんな超精密作業な手術は全身麻酔で行われ、12時間かかった様です。
なげぇ。お医者さんすげぇ👨‍⚕️

術後の展望

さて手術が終わった後の生活ですが、僕は6週間左腕を固定しておく様に指示されます。
縫い付けた神経が何かの拍子によってちぎれない様にです。
入院中は整形外科の先生によって包帯でガチガチに固定されます。これが真夏だったので蒸れて大変にしんどかったです。
因みに術後は抜糸が済み次第退院となるケースが多いと思いますが、固定期間はまだまだ続くので、家族などを頼る事になります。

いつから腕が動くのか

まず5人中4人は動くなるらしいです。
神経がうまくつながり、腕に動きの兆しが見えるのに約3ヶ月かかると言われましたが、この記事を書いている現在僕は手術がうまくいっている事を祈っている段階です。
うまくいった場合、息を吸うと肘がピクピクと反応するそうです。これは元々胸を広げる指示を伝達していた神経を移植したためです。
リハビリを重ねていくにつれて、脳がよしなにやってくれるようになり、肘を曲げたい時に肘が曲がるように慣れていくそうです。

そうなるのに2年はかかるそうです。

神経を取った箇所はどうなるのか

答:感覚麻痺が残る。例えば僕の左乳首は全く感覚がありません🤔
とはいえ日常生活において動作に支障が出る量は取っていないので、息が吸いづらくなったり、歩きにくくなるという事はありません。

まとめ

  • 手術の成功率は80パーセント
  • 動くまでの期間は2年



今回は腕神経叢損傷の手術について書きました。
次回から泌尿器科にもお世話になっている件に触れていこうと思います。


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