腕神経叢損傷について その3

腕神経叢損傷について

その3です


腕神経叢損傷の治療

前回の記事では広尾病院に転院したところまで書きましたが、今回から実際に僕がどんな治療、検査、手術を受けたかを書いていこうと思います。

筋電図による検査

転院後の初診では転院前の病院で受けたように触診による簡単な検査の後、待ち受けていたのは筋電図の検査です。
神経は電気信号?によって筋肉に対して動作の信号を送るらしいのですが、実際に筋肉に電極となる針を刺して電気を流す事で反応があるかどうか、すなわち神経が生きているかどうか調べる検査です。
僕もそうですが注射が苦手な方には割としんどい検査だと思います。
この検査ではよく打たれる点滴や献血の時に使用される針より太そうな(恐怖でそう見えただけかも)針を、今回僕の場合で7箇所くらい刺しながら検査します。



実際にやられた感想としては、びびったほど痛くはなかったです。電気を流すというのでかなりびびっていましたが、普通の注射と変わりません。

怪我の特性上そもそも腕に感覚がなくなっている箇所が多いので何も感じない場所も多かったです。。

脊髄造影

しんどかったのはこっちです。。
筋電図の検査が終わり、脊髄造影の検査のため短期の検査入院が決まりました。

神経は、脊髄を木の幹に例えると体の各部位に向かって枝葉の様に伸びているらしく、
細かい神経が草の様であることから神経叢と云う、と説明を受けたわけですが
神経が脊髄から引き抜けている場合、引き抜けのある箇所に穴が空いているわけです。
僕は腕の神経なわけですが、これは首のあたりから鎖骨の下を通っている神経になりますので、首のあたりをレントゲンして穴があるかの確認という事になります。

脊髄に造影剤(レントゲン撮影の時に映り込む液体)を流し込みレントゲンで撮影します。神経の引き抜けがあった場合にはその穴から造影剤が染み出すので、それをレントゲン撮影で確認する事が目的となります。

で、実際の検査の様子ですがこれがアクロバティック

レントゲンの台に寝そべり、横を向き腰を丸めます。背骨に隙間を空けるためです。
そして腰に部分麻酔の注射。。痛いのはこれでおしまいです。

※痛いのが苦手な人のためにアドバイスですが、人間は痛みを覚悟すると不思議ホルモンが分泌され痛みが緩和されるそうです。僕は部分麻酔は痛いと聞いていたので、この世の終わりかの様な形相で痛みを覚悟していたのであっさり終わりました笑

部分麻酔の後は注射器で髄液を抜かれます。これはこの後造影剤を入れるバッファのためです。台は傾いており、頭は低い位置。造影剤を首の方に流すためです。
造影剤を打ち込まれたら首を左右から撮影するために頭の位置を低く保ったまま体の向きを変えます。これが結構大変。なんせ片腕は動かないので。

髄液漏再び

髄液漏とは脊髄から髄液が漏れた時に、上体を起こすと頭痛や吐き気に見舞われる症状だという事を以前の記事に書きましたが、今回の検査で脊髄から意図的に髄液を抜いているのでまた起こります。
なので検査入院後半(といっても入院期間は二日程度ですが)は髄液を補液するまでのベッド上安静となります。



以上が手術までに行った僕の検査です。
この後脊髄造影のレントゲンを見せてもらいましたが、やはり引き抜けがあり
引き抜け箇所から造影剤が染み出している様子が映っていました。





次回は手術の事を書きます。
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