怪我の重さ割に意外と元気だねと言われる話

二本あったものが一本になり、かえって収まりが良い(某漫画の何かの科白)

重い障害を負った割に元気だねと言われる

というお話

さらっとおさらいですが、僕はバイク事故で腕神経叢引き抜け損傷という後遺障害の残る重めの怪我をしています。簡単にいうと左腕の機能を失いました。
※肩と肘が動きません
ですが、入院していた時にお見舞いに来ていただいた人達ほぼ全員から
「思ったより元気そうだね」
とか
「どうやって立ち直ったの?」
とか言われてきました。
いつも通りヘラヘラしていたからだと思います。ぶっちゃけた話そもそも落ち込んで無いんですよね。

当時の心境を順に思い出してみる

事故当初の心境を思い出してみると、パニックだったり、ハイになっていたと思います。
周りのみんなにすごく心配かけている、迷惑をかけている。
そんな感情が常に逡巡していてとにかく身体をなんとかして心配かけないようにせねば、と思っていました。
落ち込む暇がないというか実感が湧いていないと言ったほうが正しい気がします。

次に考えたのは仕事の事です。幸い?僕が事故ったのはゴールデンウィークの初日でしたので、職場に事故の事を報告するのには充分猶予がありました。
入院してすぐに上司に事故のことを伝えて話がしたいので見舞いに来るように言いました(笑
幸い入札前かそれくらいの時期だったと思うので、急に人が欠けることによる影響も少なく、とりあえず養生しろという風に言ってもらいました。
職場から理解を得られたというのは僕の中で大きかったと思います。

次に気になったのはバイクのこと。
バイクがレッカー車で購入元であるディーラーに運ばれたという話は聞いていたので、迷惑がかかっていると思い電話をします。
「身体の方は大丈夫ですか?バイクは預かってますから、身体のほうが大丈夫になったらでいいので、ゆっくりお越しください」
と親身に話を聞いていただけました。感動。KTM好き。

その時にバイクが修理不可のダメージを負っていることがわかり、廃車が確定して同時に絶望するのであった


そして検査などが進み完治する事がない怪我であることを聞かされるのです。



一旦話が話が変わりますが

皆さんはゲームとかするでしょうか。
僕は今でこそやらなくなったんですが(片手じゃできない)
昔はゲームが大好きで、特にPCでやるオンラインゲームなんかでは神になる素質があると言われたほどに没頭したものでした。
ゲームが好きでよくやる、という人は聞いた事があるかもしれませんが、

縛りプレイ

という言葉があります。
ゲームのルールとは別に自分自身に独自のルールを課すことであえてゲームの難易度を上げて楽しむ。
というプレイ方法のことを言います。
スーパーマ●オで例えるならクリボーを絶対踏んづけない。とか。

話を戻します。
僕の人生に左腕を使えないという縛りプレイのルールが加わった、そう思う事にしたのです。


でもよかったんですが、続きます。
これからの人生、為すこと全てを片腕で乗り越えなければなりませんが、それって全部片腕で出来たってだけで達成感が上乗せされるという解釈もできるわけで
逆にワクワクしたりするんですよね。
バイクだって片腕ライダーみたいな人の存在も知ってましたし、パラリンピックだってあるじゃないですか。
昔F1レーサーが事故で足を失ったとかで車に乗れなくなったものの、パラリンピックで車椅子のレースで金メダルを獲ったという話を聞いて感動した覚えがありますが
僕にも人と違った経験ができる、と月並みな言葉ですがそういうポジティブな考えをしています。
これは気丈に振る舞っているというわけではなく、純粋にそう思います。

怪我をしてどこか楽に感じてしまう自分もいる

それと同時に僕は弱い人間だと感じました。
例えば怪我をしたのがアスリートなら、
大きな目標を掲げていて怪我のせいで墜えてしまったなら、
さぞ悔やまれただろう。
僕は目下困る事といえば治療が終わるまで仕事ができないくらいです。
もちろんバイクに乗れないのは辛いですが、みんなお見舞いには来てくれるし、親切にしてくれる。
なんだか何をするのも片腕である事で許される部分がある気がして、さほど辛いと思う事は無かったのです。


なんだか考えがまとまらないのでここまでにしようかな。
ちなみに平気だ平気だと言っていますが、
腕が動くようになる夢を2回だけ見ました。

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